グッズを選ぶ  
  7.成長に応じた玩具を
 (2008.12.13掲載)
 
 


 クリスマスといえばおもちゃ。よいおもちゃは、子どもが夢中で遊ぶ中で、知らないうちに心身の成長を促してくれます。

 生後2〜3カ月なら歯がためとか、ガラガラなど握ったり振ったりして音がでるもの。6カ月を過ぎるとプレージム、大きなボール、ぬいぐるみ、手押し車など体や手を使うもの。ぬいぐるみは毛足が短く洗えるものがいいです。

 1歳からはままごと道具、クレヨン、楽器、大きめのブロック、乗用玩具などがおすすめ。知育の表示に惑わされず、子どもの発育をよく観察して選びましょう。友だちの家や子育てひろばなどで子どもが興味を示したおもちゃを購入するのも良い方法です。

 対象年齢には、発達上適した年齢と、安全性を考慮した年齢とがあります。実年齢より上のものを与えると危険な場合も。飽きずに長く遊ぶには、発達段階に応じて遊び方が変えられるもの、手入れがしやすいもの、みんなと一緒に遊べるもの、流行を追わないものを選ぶのがポイントです。

 上質な木製のおもちゃは高価ですが、作りがシンプルで、素材の持つぬくもりが生きています。一方、電池で動くおもちゃは遊び方に工夫の余地が少なく、ボタン電池の誤飲など思わぬ事故につながることがあります。

 安全面では、とがっていない、口に入らない大きさか、なめても無害かなどをチェック。日本玩具協会の安全基準に合格した商品につけられるSTマークが一つの目安です。おもちゃに子守をしてもらうのではなく、子どもと一緒に楽しく遊べるとよいですね。

 
  (水谷千佳)  
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