自転車に子どもを乗せる場合は何より安全性を重視したいです。できれば、子ども乗せ用に設計された自転車をおすすめします。信頼のおける自転車屋さんから購入すれば、その後の修理や点検も頼めて安心です。
子どもを乗せる補助イスが前にあるものと後ろについているものがあります。いずれも重心が低く、安定感があります。大きくて操作しやすいスタンド、停車時に固定できるハンドルなどの優れた機能もあって、子どもを楽に乗り降りさせられます。
買う前にはなるべく試乗しましょう。重りを載せてスタンドを立ててみるだけでも参考になります。体力に自信がなかったり、坂道が多い所を運転したりする場合は、変速機つき、電動アシストつきも検討してみてください。
子どもを補助イスに乗せることができるのは、お座りができる10カ月くらいから。小さいうちは前の補助イスに乗せると、目が届いて安心です。体重が制限を超えていたり、頭が視界をさえぎったりするようであれば、後ろのイスに乗せます。肩と股を固定するベルトがついていて、頭をしっかり保護できるものがよいでしょう。
普通の自転車に補助イスをつける場合には、子どもの重さに耐えられるかどうかを確かめてください。カゴや荷台に子どもの重さ程度の荷物を積んで運転し、車体がガタつくようならやめましょう。
子どもを乗せる前に、まずは運転の練習を。子どもにはヘルメットをかぶせます。子どもだけイスに乗せたまま自転車から離れないでくださいね。