最近のゲーム事情と困ったこと
 2006年1月で、ゲームソフトについているレーティング(=年齢別区分。表示年齢以上向けの内容表現が含まれることを意味しており、コンピュータエンターテインメントレーティング機構が審査している)の分類およびマークが変わりました。

     ・ 「A」(全年齢対象)
     ・ 「B」(12才以上対象)
     ・ 「C」(15才以上対象)
     ・ 「D」(17才以上対象)
     ・ 「Z」(18才以上のみ対象)

 「Z」は今年1月に新しく追加された概念で、18歳未満には販売しないということ。販売店で年齢確認を行っているかどうかをCESA(社団法人コンピュータエンターテインメント協会)が調査したところ、95%の店で年齢確認を行っているという結果でした。ただ、区分陳列実施が85%であり、さらに推進して欲しいところです。

 ところで、最近ゲーム機のソフトでゲーム以外のものが増えてきました。私が検索しただけでも、お料理レシピ、外国語会話、英語学習、頭脳トレーニング、辞書(漢和、国語、英和、和英)、地図、怪談本など、様々なソフトが販売されています。「ゲーマー」から「一般市民」へ、ターゲットを広げていこうというメーカーの戦略が見て取れます。

 こうなると、ますますゲーム機の需要が増すことでしょう。人気の商品は品薄で入荷待ちです。そんな折も折、私の周りでこんな事件がありました。

 近所の小学1年生がこの人気のゲーム機を公園で紛失しました。そのお母さんがレンタルビデオ店で働いていて、その店では中古のゲーム機やゲームを買取・販売しているのですが、驚いたことに、その子の失くしたゲーム機が持ち込まれたのです。偶然にも対応したのがそのお母さんでした。
 中学生位の男の子が持ってきたそうですが「これ、どうしたの?」と聞くと「いや、ちょっと」と言葉を濁すので、「これ、ウチの子が失くした物なの。名前が書いてあるでしょ」と言ったら「いや〜、見つかって良かったですね」とさっさと店を出て行ったそうです。

 「警察に通報するべきだったかしらね」とお母さんは複雑な表情でした。私は、こういう小さい犯罪のときにしっかり芽をつんでおくべきだったかな、と思いました。また、子どもの管理能力にあわせて持たせる必要があると実感しました。
 あれからこの子は自分の持ち物に注意深くなったそうです。でもこのお母さんはゲーム機が見つかったことを子どもには知らせておらず、もう少し管理能力がついたらクリスマスプレゼントで渡そうと思っている、と話してくれました。
 あとは小さい液晶画面をじっと見ることによる目への影響が気になります。脳のトレーニングもほどほどに、目のためには1日1時間程度で休んだほうが良いでしょう。
(あきあかね)



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