子どもと衣服 3
<赤ちゃんの「動き」に沿った服を選びましょう>

 赤ちゃんは生まれてから寝返り、ずりばい、はいはい、たっちと全身をフルに使って成長していきます。どれも歩行へ向けての大切なステップ。服もそれに応じて、動きを妨げないものを用意してあげたいですね。

@寝返りの時期
 この時期に、飾りの多い服は肌を圧迫して痛いものです。なるべくシンプルな服を選ぶとよいでしょう。カバーオールのスナップは中央より脇にあるもののほうがうつぶせになったときごろつき感がありません。
 肩はラグラン袖だと縫い目が当たらず、動きやすくなります。

Aずりばい、はいはいの時期
 ボトムはマチ(幅にゆとりを持たせるために別にあてる布)がついていると足さばきがよく、はいはいの時もずれにくいもの。伸縮性に富み、程よくフィットするものが最適です。裾が引っかからないよう、ジャストサイズを選びましょう。足先まで覆う服は、防寒には適していますが室内では動きづらく、不適です。

Bたっちの時期
 この時期になると上下分かれた服を着せることが多くなります。
転んでは立ち上がる繰り返しなので、お腹が出ないように上着の丈、ボトムの股上はたっぷりしたものを。足元がおぼつかないので、裾を踏まないようだぶつきの無いボトム(スパッツ、カルソンなど)を選びましょう。

 よちよち歩くようになってからも、以上のような点に配慮した服なら動きやすく、安全ですね。
 日に日に暖かさが増すこの季節。春を見つけに、外へ出てみませんか。寒さにも対応できるよう、脱ぎ着しやすい服選びを心掛けたいですね。



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