子どもとインターネット
<親が押さえておきたいポイント>

 ADSLや光ファイバーなどのブロードバンドが家庭へ急速に普及して、家庭でのインターネットの常時接続は珍しいものではなくなりました。そこで、子どもたちが安全にインターネットを楽しむために「親が押さえておきたいポイント」をまとめました。

●パソコンは家族の目の届く場所で
 パソコンはリビングのように親の目が届く場所に置いて使うことを習慣にしましょう。ノートパソコンの場合も使う場所を決めておき、できれば中学生くらいまでは子ども部屋にパソコンを置かない方がよいでしょう。(実際に中学生がテスト前に部屋で勉強しているふりをしてオンラインのゲームやチャットにはまっていたという事例もあります。)
 親の目が届く場所にパソコンを置くことで、子どもが何をしているのかを大まかにでも把握しましょう。子どもが使用していてわからないことがあれば教えることができますし、万が一ウィルスなどのトラブルが起こった場合にもすぐに対応することができます。

●親もパソコンやインターネットの勉強を
 インターネットは回線を通じて世界中のサーバーとつながっています。しかし、使用中はこのことを忘れがちです。インターネットにはさまざまな危険がありますが、子どもだけではどういうことがいけないのかは、なかなかわからないものです。先手を打って、親ができるだけパソコンやインターネットについて知っておくことが大切です。(特別に難しいことは必要ありません。普通に使うことができる程度でよいと思います。)
 親に知識があることで、子どもから頼りにされる存在になれますし、一緒に楽しむこともできるでしょう。

●ウィルス防止と有害サイト制限をお忘れなく
 インターネットを閲覧中にウィルスに感染したり、子どもが誤って有害サイトにアクセスしないように、あらかじめ防止策をしておきましょう。現在、下記のような方法があります。

・OSやブラウザなどのアップデート
・セキュリティソフトのインストール
・フィルターソフトのインストール
・プロバイダーのセキュリティサービスに加入

 いずれも「完璧に安全」というものではありませんが、これらを適宜組み合わせることで、安全性が高まります。また、ウィルスや有害サイトはどんどん新しいものが登場していますのでセキュリティソフトの更新、サイトなどから新しい情報を得ることも忘れずに実行して下さい。

●我が家のルールを作りましょう
 パソコンはいろいろなことができるので、とても役に立つ道具です。だからこそ自分の家庭では、どのようにパソコンと付き合っていくのかを考えることが大切です。

 ご参考までに、私の家の約束事を紹介します。


使用するのは一日に一時間まで
 (学習の調べ物などの場合はその限りではありません。)
親の不在時は使用禁止
 (万が一のトラブル時に対処できないため。そのために起動には親がパスワードをかけています。)
不適切な言葉の検索や宣伝バナーをクリックしない
 (有害サイトにつながる危険があるため。)
チャットは原則禁止
 (パソコンにのめりこむ危険性があるため。)
掲示板は親が許可したもののみ
 (不適切なサイトではないことを親が確認してから。)
広告やリンクにはアクセスしない
 (不適切なサイトに繋がる可能性があるため。)

 家庭によって考え方はさまざまですが、使ってもいい時間や機能などをお互いに相談して我が家のルールを作り、楽しく利用したいですね。
 (木村 たま代)



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