おそうじ浴槽を見に行きました
〜家事の自動化を考える〜
(2014.6)

 浴槽の掃除を自動でするという浴室があるというので、(株)ノーリツの新宿ショールームに見に行きました。

 
 (株)ノーリツの新宿ショールームの展示模型

 浴槽のフタを閉めて、スイッチボタンを押すと、お湯と洗剤が出て、自動的に浴槽を洗います。
 洗浄にかる時間は約7分とのこと。その後、浴槽にお湯が入り、入浴できます。ランニングコストは一回19円だそうです。
 デモンストレーションでは、展示模型にチョコレートを塗って洗浄する様子を見ることができ、きれいに落ちていました。「スポンジなどでこすらなくても汚れが落ちるのですか」と説明員さんに聞いたところ、お湯を使って汚れをやわらかくし、洗剤を塗布して汚れを落とすので浴槽にやさしいのだそうです。スポンジなどでこすると、浴槽に細かい傷がついてしまうため、かえってそこに汚れがたまってしまうということでした。

 正直な話、浴槽の掃除は、自分でやってもそんなに時間はかからないと思うのですが、毎日のお風呂掃除は面倒だと思うときがあります。さっさとやれば、すぐにすむことは分かっていても、なかなか重い腰があがらないのです。帰宅してバタバタしているときに、スイッチボタンを押せば自動で掃除できるのは、時間の節約になりますし、「ああ、掃除しなきゃ」という面倒な気持ちから解放されるのならば、うれしい機能です。親子でお風呂にゆっくりと入ることは、コミュニケーションとしても楽しいことですので、掃除の負担が少なくなれば、その分気持ちがゆっくりできるような気がします。

 その他にも、妊娠中で身体をかがんで掃除しにくいときや、高齢者の家庭などには便利な機能だと思います。今は新築やリフォーム時にしか取り付けることはできないとのことですが、後から設置できるようなものや、浴槽だけではなくて浴室全体を掃除するものができればいいと思います。

 ふと、家の中を見渡せば、食洗機、お掃除機能付きのエアコン、掃除機ロボットなどがあり、毎日の家事の負担を少なくする製品が増えています。便利なグッズを上手く利用することで、子育てに気持ちの余裕を持つことができるならば、ありがたいと思います。
(星の玉子)



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