捨てればただのゴミ、
寄付すれば宝の山

〜身の回りを整理しながら
ちょっとボランティア〜
 私の身の回りでは、今ペットボトルのふたのリサイクルが話題になり集めています。
NHKの週刊こどもニュースや読売新聞の記事にも紹介されましたが、ペットボトルを分別収集される自治体は増えてきたものの、ふたはプラスチックとしてリサイクルされる率はまだそれほど高くなく廃棄されている自治体も少なくないといいます。このペットボトルのキャップを回収してリサイクル業者に売却し、利益を発展途上国の子どもにポリオ、はしか、結核などのワクチンを贈るNPO法人「世界の子どもにワクチンを日本委員会」に寄付している団体が全国にいくつかあります。

キャップ800個で1本20円のワクチンが買えるそうです。さりげなく捨てているキャップもみんなで集めればアジアの子どもたちが助かるのです。最近はクラス単位や学校単位で集めているところも増えているようです。お子さんと一緒にペットボトルのキャップを集めてみませんか?

詳しい回収の仕組みや回収先は
●世界の子どもにワクチンを日本委員会
 http://www.jcv-jp.org/index.php


又、お子さんの古着やおもちゃはどうしていますか?親戚や知人にあげる、リサイクルショップやフリーマーケットで売るなどの販路があればいいですが、そのまま捨てるなら、近くの保育園、施設病院などに寄付する、自治体の廃品回収に出す、または送料を負担するくらい余裕があれば、古着回収業者に送って海外の物資が入手しにくい地域に寄付してもらうということもできます。送料は、段ボール一箱で3000円〜4000円くらいかかりますが、まだまだ使える資源をごみとして燃やすよりも、どこかで使ってもらえるほうが、物を大切にするという意味ではすばらしいと思いませんか?この場合の送料は、フリマをして収益を送料に充てるとか、子どもと普段から小銭をボランティア貯金としてためておく等、ご家庭であまり負担を感じないよう工夫してみてください。物を最後まで大切に使うこと、有意義なお金の使い方をお子さんに伝えるいい機会だと思います。

我が家では年末掃除前に1年でためていた不要な衣料など、段ボールに詰めて送っています。顔を知らない子どもたちに少しでも役立ってもらえることを考えながら・・・。

いくつか回収団体がありますが、3つ紹介させていただきます。寄付受け入れる物品が団体によって違うので詳しくはHPをご参照ください。

<衣料・おもちゃ・日用品>
●特定非営利活動法人 21世紀協会 http://www.21ca.ac/21c/fuyohin.html 

 フィリピンのミンドロ事務所に直接送ります。衣料は夏物、薄手の長そでなど。ぬいぐるみ、文具など。
現地に直接送付のため、一時的に受け入れ停止の場合あり。送付前にHPで確認ください。

●日本救援衣料センター
 http://www.jrcc.or.jp/  

 兵庫県の倉庫へ送ります。(神戸倉庫に直接持ち込み可。)その後、海外輸送費を1500円目安に寄付します。
子供服は80p以上の上下分かれたものから。衣料、夏物、冬物OK。

<古本>
●特定非営利活動法人ジェン(JEN)
http://www.jen-npo.org/bookmagic/index.html

 ブックオフとJENの協力により古本、CDを無料で引き取り、買い取り額をJENの教育支援に役立てます。 

(野村和泉)



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