お天気ママのちょっと一言
コンプガチャ規制

  高額課金で問題になっていたソーシャルゲームのコンプリートガチャ(コンプガチャ)が、7月から規制されることになりました。

 パチンコやゲームセンターは風俗営業法で子どもの出入りが規制されているけれど、オンラインゲームは風営法の規制がない業界。携帯やスマホがあれば24時間子どもがアクセス可能でしたから、親としてはほっとした気持ちです。

 ところで、今回の規制は景品表示法によるもの。禁止されている「絵合わせによる懸賞」に該当するという理由からです。そもそも法の趣旨は、カードが子ども向けのお菓子などについていて、判断力の不十分な子どもの射幸心をあおることに配慮すべきという判断から。

 けれども、今回高額課金で問題になっているユーザーの多くは20代、30代が中心です。子どものトラブルは意外と少なく、携帯のパスワードを子どもに管理させていたために通話料金と一緒に請求されたケースや、子どもが親のクレジットカード番号を勝手に使ったケース、子どもにねだられ「今回だけなら」と親がクレジットカード番号を入力したところそのままゲームサイトに登録されて子どもが使い続けたケースなど。

 ゲームサイトそのものというより、親のカード管理の甘さや電子決済についての認識不足が招いたトラブルが多いのです。子どもにパスワードは教えない、クレジットカード番号の管理などに気をつけましょう。

 けれども、新手の商法はこれからも次々と出てきます。20代、30代の若者だって、かつては子どもだったはず。子どものうちに、リアルの場で達成感を味わい、バーチャルな電子マネーでは得られないお金の価値を体感し、射幸心をコントロールできる自制心を養うことが結局はトラブルを防ぐいちばんのポイントかもしれません。
(お天気ママ)



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