お天気ママのちょっと一言
子連れで居酒屋

 小麦やたまごやくだものに重度の食物アレルギーを持つ娘。ファミレスやファーストフードメニューはほとんど食べられず、たまの外食といえば居酒屋です。居酒屋だったらホッケの開きにポテトフライ、肉じゃが、焼きとり、冷ややっこ、おにぎり、お茶漬け・・ムスメも食べられるものがいっぱいあります。フラットなお座敷ならテーブルやイスより安心だし、高カロリーなワンプレートの多いファミレスよりよほど健康的。ランチ利用はもうふつうのことですし、禁煙スペースやキッズメニューのある居酒屋も増えて、子連れにはありがたい世の中になったと思います。

 でも、「お酒を出す場所に小さい子を連れだすなんて」「子どもの声が耳触りだ」という視線もまだまだ感じます。大声で叫び走り回る子どもを注意もせず横目で眺めてるだけとか、タバコの煙が充満する店に夜遅くまで子どもを連れまわしたりとか、目に余る親が多いのも事実。確かに、子どもと四六時中一緒が当然の生活をしていると、ちょろちょろして騒がしいのに慣れてしまって感覚が麻痺し、いろいろな状況で非常識だと感じなくなることもあるかも・・・(反省)。

 子連れで居酒屋はいいとか悪いとかじゃなくて、連れて行く側の配慮と居合わせた側の寛容さにかかってると思います。夜なら、仕事帰りの人が多い平日はさける。早めの時間に入って、店が混みだす8時前には帰る。個室か仕切りのあるお店を選び、テーブルが並んでるところなら隣のテーブルに、「子どもがちっちゃくてすみません」と事前に声をかける。これでたいていは大丈夫。

 それでも、いやな顔をされたらどうするか?良識のあるオトナが眉をひそめるのは子連れだからじゃなくて、「子どもがいたら優遇されて当然、許されて当然」という甘えかもしれません。そういうときに他人から注意を受けるのは、本来はありがたいことです。相手にいやな思いをさせてしまったのは事実なんだから、「世の中は子連れに冷たい」とか「子どもがいない人にはわからない、昔の人にはわからない」と自分を正当化しないで、ひとまず素直に謝りましょう。子どもを連れた暮らしは誰もが若葉マーク。間違えながら折り合いをつけることを学んでいけばいいのだと思います。
 
(お天気ママ)



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