欠席時の連絡帳のやりとりから
小学生の登下校まで
対象:小学生の保護者
 発端は、メンバーの一人から次のような意見が寄せられたことからでした。

 先日、隣の学区で小学4年生の女の子がクラスの欠席者に連絡帳を届けようと自転車で自宅を出た直後、踏み切り手前で10トントラックにはねられ死亡しました。私は2月に娘の通う小学校の教頭先生に連絡帳を届けることの是非について話に行ったことがありました。それだけに今回のことが重くのしかかっています。
皆さんのお子さんの通う学校では連絡帳のやりとりについてはどのようになっていますか?
J.K.(小学2年生・幼稚園児の母、千葉県在住)

Y.I.(子ども小学5年、3年。愛知県):
連絡帳を届けることについてですが、我が家の娘たちが通う小学校は、
1.兄弟・姉妹
2.同じ通学団の子ども
3.同じクラスで通学団は別だが、すぐ近くの子
というように、ごく狭い範囲の子が持ってきてくれるようなシステムになっています。
場合によっては、先生から、TELということも。(他県メンバーでも同意見がありました。)
特に、低学年の子は、4月に連絡帳をお願いできる子を記入して、連絡帳に張っています。
学区内を鉄道、国道2本、旧東海道などが横切っていて、遠くの子が持ってくるのは、危険ということもあります。
少しでも、安全な形になるといいですね。

J.K.
昨日、娘の通う小学校から、文書がでました。
連絡帳の扱いについて、登校時はY.I.さんのお子さんの場合と同様。下校時に欠席児童宅へ連絡帳を届ける件については今後しないことになりました。
学校への連絡も、お友達を介さずに直接FAXも可、となったことも大きく変わりました。
こういった改善も、尊い命が亡くなってはじめてなされるというのがあまりに悲しいです。
ヒヤリ情報として学校側に相談に行った段階でもう少し何とかならなかったのか?と思ってしまいます。

Y.O.(子ども年小、2歳。神奈川県):
ご近所が小学生家庭の方々なので、よく見聞きします。
連絡帳は、やはり、同じ習慣でした。
連絡帳を携帯しているか否かに関わらず、通学路の安全確保は子どもを持つ保護者にとって大きな関心事です。横浜では、子どもが困ったときに駆け込める「子ども110番の家」の制度があります。
子ども110番の家は、私の住んでいる地区全体にはあり、よく機能していると聞きますが、一部の学区では制度がないそうです。
設置希望の声は大きいのですが子ども110番の家のなり手がなく、そういう習慣自体が面倒、近所つきあいなどを極力したくない、という理由などからだそうです。共働き家庭が多く、登下校時間には大人の少ない地域だからこそ、『子ども110番の家』が必要なのに・・・と聞いたことがあります。
よって、その地区では、小学校(公立)も、基本的に、親が、学校校門までの送迎をするように言っています。朝も、下校時も、それぞれ、親がつきそっています。
集団登校や下校は、「束縛されるようでいや」という反対があるそうです。
また、いろいろな理由から、先生方が反対されています。
幼稚園よりも手がかかると、保護者は大変そうです。一連の事件をうけての習慣のようですが、たしかに、小学生の送迎って、大変ですね。

Y.S.(子ども小学1年、年中。埼玉県):
連絡帳に関してはY.I.さんのところと同じです。
息子の通う小学校では、行きは近所の子どもたちと行く登校班、帰りは同じクラスで近所の子どもたちで編成された下校班で登下校しています。できるだけ一人にならないよう学校でも家庭でも指導しています。
また、子どもたちは市から支給された防犯ブザーを持っています。
先日配られたプリントには、校長から保護者へ次のようなお願いがありました。
子どもが下校する時間帯には、なるべく家の前などに出て様子を見て欲しいこと。学校へ保護者が出向く際は、できれば少し早めに来て、学校内外を見回って欲しいことなどがありました。最後に地域の意識の高さが犯罪防止につながります、と結ばれていて、自分でもできることからやってみようと思いました。

Y.O.
別の意見ですが、欧米を中心とした海外からの海外赴任から帰国した人たちも多い地域なのですが、海外では、一般的な(子育て放棄地域を除き)家庭では小学校ぐらいなら、学校までの送迎は、親の当然の義務、だそうです。
治安面の差はあるけれど、日本も治安が良いとはいえなくなってきたし(拉致問題も含めて)、親の意識を見直すべきではないか、と言う声をよく聞きます。


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