小学生の通信簿、どう見ますか
対象:小学生の保護者
 

 みなさん、通信簿をもらったときどうしていますか?ありきたりの「褒める」ってやってみるけど、不満の残る通信簿ってありますよね。
 その後、子どもの苦手科目を面談で指摘されたときの様子など
教えてください

                     
              


  『褒める・一生の思い出』


  お天気ママ(子ども 中2・小6)
 娘の小学校の評価はたいへんよい、よい、もっとがんばろうの3段階が縦に表になっていて、該当のマス目に○がつくというもの。娘はもっとがんばろうにもたくさん○がついています。
 あるとき、名古屋のおばあちゃんに通信簿を見せたところ、「すごいね!全部○だね」と大喜び。誤解とわかっても、思いっきり褒められて娘は大満足でした。自由に書き込む欄に、いいことしか書かれていないので、「ありがたいですがそんなはずはないでしょう」と尋ねてみたら、「通信簿は一生残る、大切な思い出です。もう少しがんばってほしいと思うことは懇談で口頭でお伝えすれば十分だと思います」というお答えでした。
 そういえば私は小学校の時の通信簿に「行動がスローモーション」と書かれ、自分の性格はどんくさいのだと長い間思い込んでいました。娘の先生の書き込みは、逃げのようでいて深遠な配慮だったのですね。



 ハハハ (子ども 中3、中1、小4)
 お天気ママさんの先生の「記念」という言葉にはっとしました。実は、小学校の通信簿は評価の基準もあいまいだし、お世辞が書いてあるからなんだか現実味がないと、年々軽んじる方向にありました。でも、次男の小学2年の通信簿には「愛らしい個性でクラスを明るくしてくれます。」と書かれていて、それが今までの通信簿の中でもっとも心に残る言葉です。次男への評価がうれしいだけでなく、先生の子どもたちへの気持ちも伝わってきました。勉強や生活の評価よりうれしくて、私としては大ヒット。これは確かに記念ですね。



 『言いっぱなしツール』


  よんよん (子ども 小6、小4)
 うちの小学校はA,B,Cの3段階。Aは「とびきりよい」Cは「相当だめ」な評価のため、厳密に適用するとほとんどBばっかり、というつまらないものになります。さすがにそれではモチベーションに関わる、としてAをいくつか混ぜてくれる先生ばかりです。
 それにしても、通知表って、わりと「言いっぱなし」のツールですよね。子どもたちは学期末に通知表をただもらってくるだけ。通信簿を挟んで、先生、親、子どもで認識を一致させないと(特に高学年)評価を活かした改善に向かえないのではないでしょうか。



  開け、ゴマ (子ども 小5・小2)
 昨年、こちらの学校で校長先生が代わってからは通年の通信簿ではなく、学期ごと、1回渡したら渡しっぱなしのスタイルになってしまいました。通年だとハンコを押して2学期初めに持っていき、それが学期末に返ってきて…なので成長の後が比較できるのに、ちょっと残念でした。まさに「言いっぱなし」なんです。それに、こちらの通信簿はPCで作成してプリントアウト、ですね。ちょっと冷たい感じがしました。仕上がりはきれいなんだけど。。。



  『工夫してほしいところ』


  よんよん (子ども 小6、小4 )
 うちの学校の嫌なところは、ここ数年、評価がワープロ文字であるところ。基本的に小学校の先生は字のきれいな人が多いのでそれもちょっと楽しみだったので、残念です。やっぱり悪筆でも肉筆がいいなあ。



  ポケママ (子ども 小2)
 絶対評価って本当に分かりにくいですよね。いまいち見方がわかりません。自分のころの経験が生かせないというか・・・それこそ、「これってどうなの」と思ってしまいます



 
ハハハ (子ども 中3、中1、小4)
 勉強の評価については、絶対評価が取り入れられても尚、何を基準に評価されているかわかりにくいと感じます。評価項目が依然としてわかりにくい言葉なのでしょう。子どもにもわかる言葉にならないものでしょうか。工夫してほしい点です。





  『通信簿とごほうび』


 お天気ママ (子ども 中2・小6)
 私はぼんやりした子どもで、勉強やテストがどういうものかもよくわからず、通知表の成績は悪かったのです。小学2年生の時、大阪万博がありました。そこで親が冗談で、「オール5だったら、万博に連れて行ってやる」といいました。当時は山形に住んでいて、もちろん東北新幹線も開通しておらず、大阪万博にいく子はクラスでもお金持ちの子が一人か二人といったところ。私ははじめてテストを意識して勉強し、割合簡単に5がとれちゃったのです。あわてたのは親。連れて行くつもりなんてまったくなかったので、結局約束はほごに。大人なんて信用できない、と7歳の私は胸に刻みました。もちろんそのあとはのんびりモードに逆戻り。
 通知表の評価をだしに、ごほうびを鼻先にぶら下げて勉強させるのは、カンフル剤にはなるかもしれないけど、自分の体験からもあまりおすすめできません。





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