子どもだけでの外出、どうしてますか?





 今週末に長女(小4)が昼間に最寄の私鉄の駅から始めて1人で電車にのって出かけます。20分弱の乗り換えなしの移動で、乗車駅の改札までは私が見送り、下車駅の改札前で祖父が待っていてくれることになっているので大丈夫とは思いますが、なんだか心配です。 子供たちで行かせていろいろ経験させたい気持ちと心配な気持ちでゆれてます。
 遠い私立小学校、稽古事の送迎や友人宅への送迎もけっこう家によって様々ですよね・・。 今時の一人での外出の範囲、年齢、注意点などの皆さんのご意見いただきたいです。    
                          うさはなママ


  <我が家も迷ってます>

やまちゃん(子ども 小3、2歳)
 うちの息子ははっぱかけないとあまり知らないところには行きません。普段も近所ばかりです。ただ、学校側で放課後遊んで帰ってくるのを禁止していないので、延々と遊んできたり、時間通りに帰ってきたりして、下校時間がわからない・・・これが我が家で1番防犯上危ないことです。でも、遠方のお友達とはいったん下校するより少し遊んでから明るいうちに解散の方が逆に危なくないのではという親の思いもあり悩みどころです。
 最近、小学校卒業記念と子供だけでディズニーランドやお台場に行かせたりという話も耳にします。私自身では、結構危険な話も聞くので、どうなのかなとも思うのですが、その年頃になって行かせるという話になったら、色々シュミレーションを家でして出すのかなあと、3年後のことを考える今日この頃です。



  <習い事・塾のとき、遅くなるとき>


山ちゃん(小3、2歳)
 
半年前からほど地元の駅(バス5分)まで習い事に行ってますが、行きは送り帰りは自分で乗って帰ってきます。2年生の時に「のりものたんけん」として、グループで学校から2駅乗って、さらに徒歩15分の大きな公園で集合という体験をさせていたので、うちから地元の駅までは自分で行っても大丈夫かと思い始めました。ただ、今は土曜日の日中で比較的すいていること、明るいことであまり心配なく、習い事のところで電話を借りて連絡させてからの帰宅なのであまり心配ないのですが、2月から大手塾に行くと言っていますが、帰宅が8時近くなるのでやはり迎えには行かなくてはいけないかと思ってます。
 自分の経験からして6年生くらいになれば自分でも大丈夫かと思いますが、時代がちがうので、やはりGPS付きのキッズケータイで本当に色々と制限をつけて持たせようかと主人と話しています。色々不審者情報も入ってくるので・・。


よんよん(子ども 中1、小5)
 次女(小5)はケータイなしで電車に二駅乗って塾に行っています。塾からは夜9時ごろ最寄駅に帰ってきます。行きは一人ですが、娘には、帰りは絶対に駅まで迎えに行く、もしいかなかったら、駅員さんの見えるところで待っているように言い聞かせています。中1の長女も、夕方遅く帰るときはできるだけ迎えにでます。過保護かな、とも思いますが、いったん受けた心の傷などの被害は回復できないので(犯人がつかまろうとも)続けるつもりです。それにしても、ケータイの弊害を恐れてなるべく持たせないようにしている我が家にとって、公衆電話がどんどん減っているのが本当に困ります。


あきあかね(中2、小4)
 息子(小4)は今、習い事を2つしています。近所なので自転車で行かせています。この場合も夜間であれば私が一緒についていきます。子どもたちにはイザという時のためにテレホンカードを持たせているのですが、よんよんさんがおっしゃるとおり、公衆電話が少なくなりました。携帯を持たせるかどうか、この辺で悩むのではないでしょうか。



   <我が家のルール>

 あきあかね(中2、小4)
 子どもの外出について、我が家ではこうしています。
 基本的に、小学校3年生以上であれば昼間は子ども一人で外出できる。電車等公共交通機関を使って1本でいける(乗り換えなし)場合は一人で外出できる。娘が4年生の時に、区内の小学校にワークショップで通いました。乗り換えが難しいターミナル駅を通るのでので、初回は私が同行して道を教え、後は一人でいかせました。ところが「乗り継ぎ用」自動改札ではなく通常の改札を出て切符が出てこなかったり、メトロカードを渡したら自動改札を大人用料金で通ってしまいお金が足りなくなったり、いろいろありました。その時娘は駅員さんに相談して電話を貸してもらい(公衆電話が見当たらなかったそうで)、私の携帯に連絡してきました。慌てて駅に迎えに行ったことを思い出します。



<自分で解決する力をそだてたい>

 お天気ママ(中3、中1)
 長女は、迷子になりやすいタイプ。先日も、電車を1回乗りついた目的地に9時に集合するため、朝7時半に家を出ました。携帯は持ってません。でも、10時半になってもまだ連絡がないと先生から連絡がありましたが、「迷ったら中学校に電話するようにと言ってあります」と待っていただきました。ようやく11時すぎに長女から連絡が中学校に連絡が入りました。駅を降りてからの方角をまちがえてしまったようです。途中の交番から中学校に電話をし、送ってもらって目的地についたのは午後でした。しょっちゅう迷うのですが、売店のおばさんや道行く人にたずねたり、駅、コンビ二などで電話を借りたりして窮地を乗りこえているようで、本人迷子になっても堂々たるもの・・。
 都内と地方では事情が違うとは思いますが、「あわてずに自分でなんとかする力」って大事なことだと思います。そういえば、「こども110番の家」など、いざという時には人がいそうな家ならどこにでも「ただいま〜」って入っていくように!って教えてあります。しっかりしているお友だちと一緒なら、なお安心ですね。態度と服装に隙がないよう気をつけて、「知らない人にはついていかない」ということさえ徹底してたら、大丈夫だと思います。ちょっとしたアクシデントもいい思い出になると思いますよ!


きゃんママ(小1、4歳、2歳)
 お天気ママさんのお嬢さんのお話、とてもとても嬉しいものでした。大賛成です。安全な道ばかりの中で生活した地域の子どもたちは車に対する反応がとても鈍いといいます。子どもを危険から遠ざけすぎると「危険さ」がわからなくなると思うのです。「自分の身は自分で守る」、「自分が今、どうしたらいいのか、自分で考える」という動物的な本能をとぎすませてやりたいと思います。世の中には、いろんな人がいて、一見すると普通の大人でもいきなりキレたり、興奮したりする人もいます。でも、幼少期の子には、「人を疑う」ことよりも、まず「人を信じる」ことや、「人に甘える」、「人に頼る」ことを伝えたいです。その上で、子ども同士のケンカや、世の中にはいろんな人がいることを肌で感じていって、動物的に「なんか、この人、変。近寄るのはやばいかもー」っていう嗅覚を身につけてくれたらいいな、って思います。何かあった時に、誰にどのように助けを求めて良いのかわからない、ということが悲しい結果に結びつくこともあります。


山ちゃん(小3、2歳)
 小学校低学年は別ですが、あまり保護しすぎると子どもの考える力、危険だと感じる力が薄れてしまうので、親があらかじめ子どもが通る場所の情報をある程度理解し、5、6年生までに親と一緒に出かけて十分教え込んでから、一人で出かけさせたいと思います。
 うちの息子はあちこち電車やバスに乗せても興味がありませんでした。でも、3年になって、習い事など、バスでお金を持って行かせると、文句を言いながらも普段出来ない時間管理やバスの運転手さんとのコミュニケーション、周りの景色を見る力が養われてきたようです。私自身も、小学2年生の時に3つ先のバス停留所にある母のパート先に放課後に行ったり、4、5年生には友人と隣の市くらいまで自転車であちこち探検していました。小さい頃から地図を見ながら出かけることが好きでしたが、息子にもやらせればできるのではと思っています。
 また、私自身も中学生のころに友人と近所を自転車で乗っていたら、変な男の人につきまとわれたことがあります。そこで知っている男の子の家に訪ねたふりをして、切り抜けました。どの時代にも、危険なことは色々あります。とっさの判断でいかにその場の窮地を乗り切るかという力を持たせたいですね。



  <ヒヤリ体験から生まれた我が家のルール>

あきあかね(中1、小4)
 私は「かわいい子には旅をさせよ」派ですが、事前準備が足りず、ヒヤリとした体験があります。娘が小学5年生の時、地域のスポーツチームの応援団として同じ学校の児童やその保護者と電車で出かける機会がありました。みんなと一緒だから大丈夫だと思い、娘一人で行かせましたが、娘は遅刻。それでも、一人で応援団を追いかけました。ところが、行き先の確認ができておらず、迷いに迷ってやっとの思いで会場に着いたのは応援団が帰った後でした。迷った娘を助けてくれた親切な人たちがいたことに感謝しましたが、善意の人ばかりではないことも教え、どうしたら良かったのか話し合いました。それ以後娘は、外出時に必ず行き先までの路線を調べ、時間に遅れないよう心がけています。
 これまでの経験から、子どもの外出では以下のような準備が必要だと思いました。
・行きかたを子どもと事前に確認しておくこと。
・外出時、子どもとの連絡手段を確保しておくこと。
・迷ったら、通りすがりの人よりも駅員や施設の従業員、店員などに聞き、知らない 人の車には乗らないと教えておくこと。
・お金を少し多めに持たせておくこと。




消アドママのみなさんはどうなの?トップへ



(C)2008 kosodate goods and life 無断転載・複製を禁じます。