子どもと手をつながないお母さんを
よく見かけませんか?




 まだお子さんが1人で歩くには危ない年齢なのに、駅などで、お母さんが手をつながないで、1人で歩かせているのをよく見かけるという話題があったので、メンバーにきいてみました。 

≪こんな光景がありました≫
きりこ
 最近、お母さんに手をつないでもらっていない子ども達が心配です。
 例えば、横断歩道を2~3歳の子どもの前方を、『はやくして!』と言いながら歩いているお母さん。曲がってくる車が心配です。手をつないであげれば、はやく安全に渡れそうです。
 他にも、電車にお母さんが先に乗って、後から乗ってきた4歳くらいの子どもがつまづいて、『なにやってんの!』と言われていたこともありました。その親子は電車を降りても、改札までの長い下り階段を、手をつながずに歩いていました。
 私は、末っ子が6歳になりましたが、危険を感じる場面では、今でもしっかり手をつないでいます。
 ちょっと手をつなげば、安全と安心が手に入るのではないかなと思います。

あきあかね
 ご近所のママで、3歳になるお子さん一人でマンションの階段を上り下りさせている人がいました。とても危険だと思ったので、私が見かけた時はお子さんの手をつないで階段だけでもお付き合いします。
 私は現在、保育園勤務ですが、送り迎えの保護者で、下のお子さんを連れて来ている場合、下の小さなお子さんから目が離れがちなケースがあります。2歳くらいの子どもが一人で滑り台に上っていた時は本当にひやりとしました。

むーみんママ
 娘が通園している保育園は車で送り迎えする人が多く、駐車場で子どもが1人でとび出したりすると、ヒヤッとします。下の赤ちゃんを抱っこして、4~5歳のお姉ちゃん、お兄ちゃんを1人で歩かせる場合もありますが、やはり小さい子どもが単独で歩くのは危ないですね。
 うちの息子は小さい時、私の手を振り切って勝手に走ろうとすることが多かったので、2、3歳の頃はヒヤヒヤすることばかりでした。でも、大きな道に出たり、危険な所では手首をつかんで、離さないようにしました。
 息子がスーパーで勝手に先に走って行って、1人でエレベーターに乗ったことがありました。それで、私達が乗らないうちにエレベーターのドアが閉まってしまい、慌ててボタンを押したら、無事にドアが開きました。息子は泣きべそをかいていました。
 数ヶ月前も駐車場での悲しい事故がありましたね。駐車場は本当に危ないので、小さいお子さんとは手をつないでほしいと思います。


≪手をつながない背景は?≫
あきあかね
 なんとなく、ですが、精一杯がんばっているが子育てを一人で背負い、疲れでストレスがたまっている、若干、手際が悪くて、やんちゃな子どもの動きについていけず声を張り上げることが増えている、または、子どもは放っておくぐらいでちょうどよく育つという考えがある、そんな保護者にこういった態度が見られる気がします。
 また、子どもの中には、手をつなぎたがらない子ども、身体に触れられるのが嫌な子どももいます。そんな子どもと毎日接している親は確かに疲弊し、少しでも楽に子育てしたいと思うでしょう。ちょっとくらい手を放したって良いとも思いたいでしょう。
 でもやはり、歩き始めたころから4歳ぐらいまでは、子どもが自分で危険を予知して歩く、というのは難しいです。2歳ぐらいまでならおんぶや抱っこで対応できますが、それ以上となると子どもも嫌がるでしょう。
 以前からこういう保護者はいたのかもしれないのですが、子どもの数が少なくなり、親子連れに特に目が届くようになり、周囲の高齢化も進み、都市化も進んでいることから、生活の細かいことまで目立つようになってしまったのかも。

≪先輩ママの私たちにできることは≫
あきあかね
 私は、まずこういった親子に気軽に声をかけてあげることだと思います。最初から「手をつながないと危ないわよ」という内容ではなく、「お子さん、元気でかわいいですね~、ママも大変だわね」と褒め、励ましつつ、見守るような内容だと受け入れられやすいと思います。自転車に乗ろうとしてお子さんの手を放していたら、お子さんに危険がないか、近くに寄って少し見ているとか、思い切って「荷物を持ちましょうか」と言ってみるとか。
 わが身を振り返り、確かに自分もそうだった、と思うことがあります。自分だったらどんなことをしてもらったら嬉しいか、思い返してみることも子育て支援ではないでしょうか。



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