今年の災害級の暑さ、学校での死亡事故を受けて
対策は取られましたか?


私の住む豊田市で、小学1年生が校外活動後に熱中症で亡くなりました。私の長男も1年生、周囲には暑さで体調不良になり早退した子もおり他人事ではありません。昨日も今日も、大げさだと思いますが無事生きて帰ってきて、と祈る気持ちで送り出しています。
事故後も学校の屋外活動で熱中症が相次ぎました。長男の学校も、事故翌日に高学年の子の部活(サッカー含む)普通にあったそうです。どの学校も自分ごとと捉えていないんだろうか、と疑問で仕方ありません。


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豊田市の事故は痛ましく、言葉を失いました。SNSでも「この暑いなか外で体育」とか、「生理中の女子高生がプール授業を見学したいと言ったらグラウンド何周も走らされた」とか、常軌を逸した話を見聞きします。文部科学省などがお達しを出さないと事態は変わらないのでしょうかねえ。高校野球を見直すことで世の中変わるように思うのですがどうでしょうね。
「子供たちが学校で死にませんように」と心配する保護者たちの声も上がっているようです。 

B
1年前なら、「また大袈裟な…」と思っていましたが、今は同意するばかりです。

C
今回の豊田市の事故は、本当に悲しく、防げなかったのか…と考えさせられますね。私は小学校の補助教員をしているのですが、勤務校でも7月の猛暑の中、1年生が運動場で体育の鉄棒(かなり高温になっていると思われる)の学習をやっていて、心配になりました。
また、事故の翌日には、近くの小学校で、プール学習の最中、見学の子がプールサイドに座っていて、心配になりました。

D
あの事故の後も、学校での熱中症のニュースが後を絶ちませんね。校庭で人文字を書いていて…なんて、なにも今でなくてもと思います。学校って忙しくてやることがいっぱいなので、予定の変更が簡単にできないのでしょうか。

B
確かに、一方的に現場の先生だけを非難できないですよね。行事の中止となれば振替なども考えなくてはいけませんし。
という私自身、先日出張先のメキシコで軽い熱中症になりました。 工事現場を回っていたら喉が乾いてきて、現場事務所で給水したものの吐気と熱が出て…。でも、「あれ?体調悪い?」と感じた時は、日程変更することによる影響とか考えてしまってすぐには言い出せなかったんですよね。後の日程はホテルでも移動中も殆ど寝て、業務はやりきりましたが辛かったです。


●設備面の対策、それ以上の対策●

D
最近の事情はよく分からないのですが、10年前、うちの子が中学1年で横浜市から名古屋市に引っ越して来たときに、中学校は冷房完備でした。横浜市では小学校も中学校も冷房なんてなかったのでびっくりしました。今の小中学校での冷房の普及率ってどれくらいなんでしょうね。

B
エアコン設置率も定義が曖昧らしく、一概に数字だけ見て判断できないようです。クラス名のつくいわゆる教室、家庭科や視聴覚室等の特別教室、そして体育館や武道館など。エアコンの入っている教室がひとつでもあればその学校はエアコン設置していることになる場合も。待機児童と同じく、皆が納得出来る定義をはっきりさせて、その上で状況把握してほしいものです。

E
冷房は、自治体の財政状況や優先順位により、相当異なります。浦安市内は随分前に教室、56年前にすべての小中学の体育館に冷房が入りました。その頃、所沢市で小学校の教室に冷房を入れる、入れないで市議会で議論になっていることをニュースで知り、大変驚いたのを覚えてます。
私自身、ソフトバレーボールの試合で都内や千葉県内に行きますが、例えば、千葉の県立高校の体育館に冷房はありません。外で、サッカー部が練習してましたが、実は体育館って熱が篭るから、外でやるスポーツ以上にキツイ時があります。昔は室内でスポーツするのに冷房なんて…と思ってました。しかし、もう15年位PTAの行事からはじまり、ソフトバレーボールやトリムバレーボールを小中の体育館でやってきましたが、年々、夏の暑さが厳しくなってると感じます。
先生たちに、熱中症の知識や危機管理講習を受けさせるべきだと思います。

C
横浜市の小中のエアコン設置率は、かなり高いと思いますが、特別室は、後回しで、勤務校は、図書館、理科室、家庭科室など、まだ設置されていません。理科室には、扇風機すらないので、実験用の送風機を教室の四方に置いてみましたが、とても実験〜考察できる環境ではありません。設置は、何周年記念などの学校から順次行われていて、予算の都合で少しずつのようです。
先生方は、勝手に(行事などの変更の判断を)できるわけではないので、文科省の熱中症対策の呼びかけをもとに、各教育委員会から、明確な基準が出されるのが、一番だと思います。

E
現場の先生の声が、行事変更などの裁量を持っている立場の人に伝わっていないということもあるのではないでしょうか。

B
今回の豊田市の事例でいくと、子どもは体調をうまく伝えられない、先生方も子供のただの「疲れた」と危険性が迫っている「疲れた」の判断も難しい、現場だけで行事中止の判断をしても、ともすれば非難を招きかねない…となれば、上からのお達しが必要なのだと思います。

C
確かに、豊田市の場合、小1の子が、「疲れた。」以外に伝えられたかと言えば難しいし、先生も「疲れた。」から読み取ることは難しかっただろうと感じました。暑さ指数も利用した基準づくりを早急に進めてほしいですね。
横浜市の小学校は、あの事故の後、夏休みのプール学習が高温の為、中止になった日がありました。

●設備は整っているけれど…●

C
今年度、キッズクラブという、小学校の教室での預かり事業でも働いています。高温の為、外遊びやお出かけは一回も、出来ていません。プール遊びも、運動場の工事や台風で、出来ていません。子ども達のストレスもたまっていて、子ども同士でトラブルが起きたり、スタッフに無茶なことをしたり、お互いに疲労がたまっています。
これからの夏休み、猛暑で外遊びも体育館遊びも出来ないとなると、狭い室内で50人前後の子ども達がどうやって楽しく安全に過ごせるか、心配になります…

B
市内の熱中症事故を受け、小学生の長男が通う学童では7月は外遊び禁止、8月も15時以降に何度以下だったら外遊びOK、のようなルールだそうです。結局今のところ1日も外遊びしてないようです。今月の学童便りで、やはり子供達もストレスがたまってトラブルも起きており、支援員の方が言い聞かせて解決しているとありました。本当に頭が下がります。

C
お盆休みもないのですが、毎日、ここで過ごす子達は、夏休みの思い出が出来るのか、心配になります。

 

●家庭でも思わぬ事態に●

E子
自家用車の中にいた8カ月男児が熱中症のような症状で亡くなるという事故が発生しました。実家の近くです。夜遅くに実家に戻り、車内で寝ていた子どもを車中に朝まで残したままだったようです。あんなに朝晩涼しい場所なのに、驚きました。  

C子
こんなに災害並みの暑さと言われているのに、涼しい実家で、気が緩んだのでしょうか

B子
0才児の熱中症、本当に可愛そうです。両親も熱中症になるとは思っていなかったのでしょうが、自分達が中でがっつり寝るつもりだったのなら連れていけば良いのに。
もっと注意喚起が必要なのだと思います。



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