クリスマスどうしてる?
〜プレゼントの選び方・与え方編〜

 うちの子どもたちは祖父、祖母、義弟、サンタさんからプレゼントをもらいます。毎年それぞれから高価なものをもらい、その後お正月でお年玉をそれぞれから、帰省時に私の父母からも。長女は1月が誕生日。事前に「気持ちだけでいいですから」と念押ししても、フタをあけてびっくり、というのが常です。あげる側も喜ぶ顔見たさなので口も挟めず、本人たちも、もらって当然、という顔で、これではいけないと思っていました。
 皆さんはどうしてますか?
うずらちゃんママ(子ども年長・2歳・0歳3ヶ月)
 槙原敬之とダウンタウン浜ちゃんの「チキンライス」という曲。クリスマスに家族で外食して、お父さんが「好きなものを何でも頼みなさい」と言ってくれるのですが、親の財布を気遣って、子どもが遠慮してチキンライスを頼む・・・といった内容です。
 いまどきの子ども達は、そんな事を言った日には遠慮なく高価なものを頼むよなぁ。
開け、ゴマ(子ども小3・年長)

@ よその家庭ではどうしてる?
ごろママ(子ども小3・小1):
何がほしいかサンタに願わせる、というのをやらせます。似て非なる場合も多し。
例えば
・「おうちでプリクラ」⇒ アイロンプリント用の機械
・刺繍ミシン ⇒シールメーカー
・機械編み機 ⇒手動の筒状に編める編み機
・戦隊ロボ ⇒恐竜バージョンの学研ブロック

よんよん(子ども小4・小2):
うちでは、はやくもたまごっちを希望しているようですが、うちのサンタは実用的でゲーム嫌いのサンタなので、きっと希望はかなわないでしょう。

ねっしー(子ども小1・年中):
金額等の選択基準は曖昧で、例年やはり子どもが欲しがるものを中心に選んでいます。

M.S.(子ども小3・年少):
例年オーダーを受けて苦労をして手に入れた割に手に入れたら満足するようで、ほったらかしな様子に腹を立てておりました。去年の「へぇ〜ボタン」その前の年の「ゆめねこ」・・・・
とかく、じいちゃん、ばあちゃんから甘やかされており、サンタさんまで待てず手に入れたゲームなど欲求は満たされており、我慢ができていないのが現実です。

かけあしさん(子ども年小・1歳):
子どもの欲しいものはたえず、いくつかあるので、その中から親が買ってやりたいと思うものを、1,2ヶ月前から、魅力的に遠まわしに演出。子どもはしだいに洗脳されて、 最終的には、サンタが決めます。

Aクリスマスとは本来・・・
開け、ゴマ:
単に子どもが(大人も?)欲しい物をもらう日、ということではありません。
クリスチャンにとっては”イエス・キリストの誕生日を祝う”。そうでない日本人にとっても一年の終わりの時期なので、家族でお世話になった方に手作りの品(例えばクッキーなど)を贈るというのもしゃれているのではないか?クッキーを焼いてお世話になった方に贈ります。ご家族、友人、ご近所、よく行く個人商店やかかりつけの小児科、床屋さん、新聞屋さんあたりに。DPEの方におすそ分けなども。

よんよん:
ミッションスクール経験者。クリスマス前4週間は、準備期間としてなにかを少しがまん(週に1回お弁当をおにぎりだけにして募金するとか)したり、クリスマス会の日はミサのあとボランティアに出かけたり。ひとになにかしてあげるほうが喜びが長いような気がするんですよね。クリスマスも親の方がもりあがりますよね。子どもは、こういう気持ちをあまり経験していないから、その辺がわからないんじゃないかな。

B サンタさんを信じていますか
M.S.
子どもたちは、枕元に朝「プレゼント」があるという、信じられない現実がとてもうれしいように感じていました。

よんよん:
昨年は、ツリーの下にミルクとクッキー、ルドルフ(=トナカイさん)ににんじんを置いて寝かしつけ、朝は空のコップとクッキーの粉、にんじんは手で折って(かじったつもり)おいたのでした。次女(小2)はどうもルドルフがほんとうにかじったと思っているらしいことが本日判明。
クリスマスの朝は、空に向かって「サンタさんありがとー!」と叫ばせております。まだそのへんにいるかもしれないでしょ。お礼はちゃんとしないと。

お天気ママ(子ども小6・小4):
息子が4歳か5歳のとき一番喜んだのは、「ウルトラマンからのお手紙」。M78星雲からウルトラファミリー全員のサイン入りで、「もう、○○くんはぼくらの仲間だ!」とか書いてあって、大感激でした。サンタさん用に枕元に準備していたバナナが皮だけになっていたのも感激してましたよ。

きりこ(子ども4歳・2歳):
私自身、両親からもらったこともないので、夢をみる幸せを知らずに育ってしまったのかもしれません。おもちゃは子どもの成長に合わせて、必要な時に、必要なものを買っています(最近では、子ども用バット、日本地図)。

お天気ママ:
子どもどうしで、「トナカイはきっとマンションの駐車場につないでおくんだね〜」などと話あっているのの聞き、親冥利に尽きると思ったものです。

開け、ゴマ:
親、もしくはその子どもの成長を心から楽しみにしている周りの大人たちから信じていればかなう、とかプレゼントをもらうことを介して送り主の想い、といった目に見えないものをもらっていることに大きくなって気づくきっかけになればそれでよいのでは?小さい時に無条件に愛された思い出があれば大きくなってくじけそうになっても、何かの心の支えになる、と聞いたことがあります。やさしい思いを身近な家族などと共有できることは子どもにとっても、大人にとっても大切な思い出になるのでは?

Cおもちゃ選び
M.K.(子ども中1・小5・小2):
小2の娘はシルバニアという人形セットの大きいものを望んでいます。8000円もするのですが、半年くらい言い続けるのでそれにしようと思います。

お天気ママ:
「おもちゃであそぼう」という冊子を手に入れるようにしています。今年度の「グッド・トイ」認定玩具が発表されるのです。今までのグッド・トイのリストもあるので、その中から年齢にあったものを選ぶとはずれないというわけです。

きりこ:
おもちゃ類を選ぶ基準は、長く(品質も機能も)使えるものですね。ブロックや積み木などは、その時々の興味のあるものを形作れるので、まだまだ遊べそうです。反対に、形や遊び方が出来上がったものは、すぐに飽きていまいました。

お天気ママ:
基準は、来たるお正月、家族やお友だちといっしょに遊べるもの。それから、電池で動くものではないもの。「コミュニケーションに役立つ」ことを大前提としています。じいちゃん、ばあちゃんと一緒に遊べるというのもポイント高いかも。人生ゲーム、カルタ類、オセロ、将棋、ツイスター、手品セットとかが多いかな。あとは野球のグラブ親子用、サッカーボールなど・・・・やっぱりブロックやプラレール、木や布でできたまままごとなど定番。

ごろママ:
我が家のクリスマスは、「間違いだらけのサンタ」がやってきます。
例えば「おうちでプリクラ」⇒ アイロンプリント用の機械
・刺繍ミシン ⇒シールメーカー
・機械編み機 ⇒手動の筒状に編める編み機
・戦隊ロボ ⇒恐竜バージョンの学研ブロック
というように似て非なるものを用意しています。
シールメーカーも消耗品の値段が意外と高く、おこづかいで遊びつづけることが難しいと悟ったらしく、今年は「パソコン」か「学研の新ふしぎシリーズ」といっています。我が家のサンタは使いこなせないものはくれない、とはわかっているので、たぶん本になるだろうと娘もわかっています。子どもなりに考えた頼み方をするようになるものですね。まだ信じているようです。

ギター侍(年中・1歳):
長男の通う幼稚園では、サンタさんにほしいものを書いてお願いするということをするらしいので、みんな、それを参考にプレゼントを考えるとママ友が言っておりました。
去年は仲のよい友達と同じ物を(仮面ライダーのベルト)をプレゼントして、集まって、遊ばせてそれはもう大喜びでした。

D実用品
開け、ゴマ:
実用的なものをメインならば、ふだんは買ってやらない少し高価な食玩や、なかにおもちゃが入っている入浴剤(どちらもそれぞれ200〜300円くらい)入れてあげるというのも一考かも。遊びゴコロがどっかにあると、プレゼントをもらった方はうれしいですね。

お天気ママ:
うちも一度、弁当持ちの娘が小1の時、ランチジャーとポットにしたことがあります。そのときのがっかりした顔ったら・・・ あまり実用品でもいけないのね、と反省しました。

よんよん:
我が家の場合、たとえば靴下でも安さが基本。だからクリスマスプレゼントに「ハム太郎」のついた靴下でも、子どもは大感激です。ということで、いつも使うもので、ほんのちょっと贅沢。普段買わないものを買う、ということです。

Eお金
ごろママ:
夫は子どものころからお金でもらって自分でクリスマスプレゼントを買っていたそう。
私がなぜ一生懸命サンタを信じさせようとするのかが理解できないようです
手間よりもお金で解決する、という発想になっている自分に改めて気づきます。

M.K.:
子どもがサンタは架空のものだと知ったら、急に現実的になって(親が)、商品券または現金を渡しています。その落差といったら。

Fよその家が高価な贈り物
よんよん:
「*ちゃんも、*ちゃんもたまごっちを予約しているけど、うちはどうかわからない、、」と弱々しく語る長女。おお、母だってお前がかわいくないわけではないんだよ、と早くも陥落しそうになっております。問題は、他のお友達との「くらべっこ」かな。親がよっぽど割り切らないと、他のお友達の話をきいて値段の差が気になるのでは。
かなりの高額商品をもらっている(サンタと、祖父母と、両親等複数)子どもも結構います。我が家はサンタしか来ませんし、私も気にはなるので・・・。

Gサンタさんと子どもの交渉
M.S.
今年は、サンタは話し合いをすることになりました。サンタの使者である、母が交渉役だといって話し合っています。
上は、本がほしい(怪談レストランシリーズ 33巻の内)、下は靴とバレエ用のバックとなりました。価格として、3000円ぐらいでしょうか。

ねっしー:
小1の息子がある日手紙を置いていました。「さんたさんおねがい」から始まり、クリスマスプレゼントに欲しいもの(ゲームボーイとムシキングのレアなカード)を頼むものでした。どう諦めさせようか考え、サンタさんに成りすまして手紙の返事を書きました。パソコンで、サンタさんのHPなども参考にし、「サンタさんは世界中の子どもたちのためにがんばっているため、手紙にあったプレゼントは残念ながら用意ができない。親に相談するか、また手紙を書いて欲しい」等を記載しました。効果てきめん!サンタさんからの手紙に大喜び→頼んだプレゼントはもらえなくてがっかり→新しい手紙を書くというシナリオ通りの反応をしてくれました。

Hクリスマスプレゼントで作戦会議
うずらちゃんママ:
みなさんのお話、気が引き締まる思いで読んでいました。そこで今年こそは!と昨日作戦会議を開きました。
ものやお金を大切にする気持ちを育てたい、今の子どもの興味を伸ばせるような、よく考えたものを用意してあげたい(欲しがるものをただ与えるのではなく)と話し、祖父母は実用的なものを(長男にトレーニングウエア、長女にリュック)義弟はガチャポン回数券(券を渡すと義弟がガチャポンを買いに連れて行ってくれるというもの)サンタさんからは本人が希望しているものを(長男はポケモン百科、長女はままごと関連)・・・とまとまりました。
我が家のような大人の多い家族は、子どもはとかくモノを与えられすぎるのです。だから今回話し合ってみて、本当によかったです。なにより楽しかった。
これからもこんな機会をもって、我が家なりのあり方を作っていけたら…と思います。

「クリスマスどうしてる?〜こぼれ話・卒業編〜」に続く


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